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個人再生 家族・友人にナイショで・バレずに進められる?

  • 結論から言うと「ナイショで・バレずに」できます
  • バレるとしたらどのタイミング?
  • <シーン別>バレる可能性ポイント その1(書類の準備)
  • <シーン別>バレる可能性ポイント その2(郵便物)
  • <シーン別>バレる可能性ポイント その3(官報)
  • まとめ
目次

  • 結論から言うと「ナイショで・バレずに」できます
  • (※以下の内容は住宅ローンを組んでいる方には参考にならない内容かもしれません)

    これから家族や会社にナイショでバレずに個人再生手続きをしたいと考えている方、安心してください。
    あなたが口外しない限り、誰にもバレずに認可までゴールすることができます。

    <家族にナイショで出来る?>
    できます。以下のシーン別で気をつけてください。

    <友人や会社にナイショで出来る?>
    家族よりも容易くナイショで出来ます。
    ただし、

    ・友人の場合
    借りている相手ではない、「事情を話せる協力者(=信用のおける口のカタイ人)」を作ることが出来ればそれに越したことはありません。

    ・会社の場合
    手続きするための書類準備でどうしても絡んでくるのでうまい言い訳を考える必要がある場合も…。

    <私の場合>
    過去2回、どちらもバレずに認可まで完走できました。

    私の1回目の家庭状況
    ・独身で実家暮らし(両親・きょうだい)
    私の2回目の家庭状況
    ・妻と二人暮らし

    このような環境でも全然問題なく進めることができましたので、私の場合の経験を踏まえながら、手続きにおいて「とにかくバレることを恐れている」であれば、少しはお役に立てる内容になればいいなと思っています。

    ・バレるとしたらどんなタイミング?

    一番危ないのは書類の準備中です。
    それ以外、手続きが始まってしまえばほぼバレることはありません。
    本当に誰にもナイショでバレずに認可まで進めたければこの部分をしっかりと押さえて、周到に進めていく必要があります。
    実際に私が気をつけたポイントを説明していきましょう。

  • <シーン別>バレる可能性ポイント その1(書類の準備)
  • 個人再生手続きは提出する書類がたくさんあります。
    その中でも、用意するのが難しい書類は、家族が絡むものと、会社が絡むもののふたつです。

    いくつもある提出書類の中で、ランクをつけてみました。
    (注:ここに書いた書類が提出するすべてということではありません)

    <難易度:低>
    ・住民票(家族全員分)
    ・過去3ヶ月分くらいの収入明細(会社員なら給与明細)
    ・家庭の収支状況(収入に対する家賃・光熱費・食費・交際費など非常に細かく報告する)
     ⇨自分で書けば問題なし
    ・車検証(マイカー・バイクを所有していれば)
    ・持っている銀行口座すべての写し(過去2年分)
     ⇨通帳を奥さんに預けてるなど他人に管理させている場合は難易度が上がるかも

    <難易度:高>
    ・退職金規定と退職金見込み証明(会社員なら)
    ・生命保険の解約返戻金証明(加入していれば)

    退職金規定は勤務先の会社が誰でも閲覧できる状態であれば入手そのものは難しくないですが、
    退職金見込み証明を会社に用意してもらうというのが非常に難しいハードルでした。

    私の場合は、「大きなお金が動く買い物をする」という理由を思いつき、
    「実家のリフォームを検討している」という理由で会社に用意してもらいました。
    (マイホームを購入すると言うと社内で噂話が広がる恐れあり)

    入手が激ムズの書類
    生命保険の解約返戻金証明(家族の保険料をアナタの口座から支払っている場合、マジで大変です!)
    この書類は「いま生命保険を解約すると解約金でいくら戻ってくるか」を証明する書類で、
    加入している生命保険会社から発行してもらいます。

    つまりコレ、「たくさん戻ってくるなら解約して返済に回せ」ということなんでしょうね。
    ある程度の額の返戻金があると分かれば、いま手元にないお金であっても資産のひとつとしてみられるわけです。
    私の場合、生命保険に加入しているものの、大した返戻金ではなかったので解約には至りませんでしたが、
    2回目の手続きの時に一番厄介だったのはコレです。

    <ヤバいケース>

    あなた個人が加入し、あなたが月々の保険料を納めているなら問題ないのですが、
    家族が加入する生命保険料をあなたが支払っている(あなたの口座から引き落としを掛けている)場合、
    一気にハードルが上がります。


    私の場合は自分の生命保険料だけでなく妻の生命保険料も私の口座から引き落としていました。
    通帳からそれを読み取った裁判所から
    「奥様の契約する生命保険の解約返戻金証明をもらってください」
    と言われました。

    何が難しかったかと言うと、家族であっても契約者本人じゃないので申請を受け付けてくれなかったことです。
    金払ってるのはオレだぞ!と言っても無理でした。
    私がとった行動は、妻が契約する保険契約書をくまなく調べたところ
    「契約期間と返戻金目安一覧」が詳しく載っているページがあり、
    契約書とそのページのコピーを提出することでなんとかクリアできました。
    生保会社によって対応は異なるかもしれませんが、ここはかなりのハードルでした。

  • <シーン別>バレる可能性ポイント その2(郵便物)
  • まず、弁護士さんとはこのように約束しましょう。

    「家族にナイショで手続きを進めますので、先生から受け取る書類は自宅に郵送しないでください。その都度お電話ください。毎回取りに来ます。」

    これが約束できれば弁護士さんからの郵便物が自宅に届くことはありません。
    だからこそ、選ぶべきは「遠くの弁護士より近くの弁護士」なんですね。

    弁護士さんから受け取る書類はたくさんあります。
    ・個人再生手続きで裁判所に提出した書類のコピー(分厚いです)
    ・手続き中にくる裁判所からの質問など
    ・最終の返済表
    ・返済が終わった後の完済証明書
    などなど。
    「郵送物があるから取りに来て」と電話をもらって取りに行く。
    これが一番安全です。

    次に、昔からよく言われる「手続きをすると闇金からDMが来る」件について。
    なぜ自宅にハガキがくるか。
    それはあなたが個人再生手続きをしたことが官報に掲載されるからです。
    これは誰でも閲覧可能であり、弁護士先生でも止められるものではありません。
    住所も名前もバッチリ載りますから。

    闇金業者は、官報をくまなく見て自己破産や個人再生手続きした人の住所にDMを送っていたんでしょうね。
    でもこれは昔の話です。今ではまったく届かないと思っていて大丈夫です。

    郵便物対策に安全を期すなら

    このブログの最初に「口の固い信頼のおける協力者がいるといい」と書きました。
    私の場合、1回目の時はこの闇金からのDMで家族に発覚するのを恐れ、手続き開始から認可を受けるまでの間、一人暮らしをしている友人に依頼して郵便物を転送させてもらいました。

    15年近く前の話ですけど、その当時で闇金から届いたDMは1通だけでした。
    2回目の時はつい最近ですけど、1枚も届いてきません。
    むしろ普通に銀行からカードローンの案内が来るくらい。
    「借りれないってこと分かってるくせに送ってくんな!」とムカついてます。

    どうしても心配な方は、信頼のおける友人や郵便物転送先を確保して、
    郵便物転送届を最寄りの郵便局に提出するという方法もありだと思います。
    ただ、家族から「最近あなた宛の郵便がまったく来ないね」ってなるのでそこだけ用心する必要があります。

  • <シーン別>バレる可能性ポイント その3(官報)
  • 官報を覗かれたらバレます。
    でも毎日官報を覗いている家族や友人がいますか?
    いるならどうにもならないかもしれませんけど、まずもって超少数だと思うので、気にする必要はないと思ってください。

    官報に載るタイミングを弁護士さんに聞いて、自分のことがどのように載っているかをよく見ておいた方が反省につながります。

    ・まとめ

    バレる・バレないのすべては準備の段階にかかっていると思ってください。
    書類等の準備をいかに秘密裏に進められるかで成否は分かれます。

    一番いいのはもちろん、一人で悩まずに家族と一緒に解決することだと思います。
    ただ誰もが家族を巻き込めるわけではないと思います。(そんな私がそうでした)

    私の場合のこのケースが参考になれば幸いです。

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