- 個人再生手続きには事件番号が付きます
- 借金の経緯は正直に話す
- 経緯を正直に話しつつ、勘弁してほしいことをちゃんと伝える
- 不安なんてどっかに飛んでいくくらい準備するものがある
- まとめ
個人再生手続きには事件番号が付きます
事件番号。非常に重たい言葉ですが、個人再生は民事事件です。
私はちゃんと2回とも事件番号が付きました。
写真は1回目が認可された時の書類。無事に個人再生手続きが裁判所に認められ、弁護士さんからこの書面を受け取った時、記載された「事件番号」という四文字は結構な衝撃でした。
「あぁ、これは事件なんだ」と。
まるで犯罪者になったような気分になりました。
借金の経緯は正直に話す
やっぱりウソは良くないです。
なぜこのような状態になったのか、しっかりと弁護士さんに話すべきです。
弁護士さんには守秘義務があるので、たとえ家族であっても同席させない限り黙っていてくれます。
それにここまで追い込まれている身分で、いまさら見栄を張ってもどうにもならないです。
経緯はどうあれ「やっちゃった人」には変わらないんですから。
自己破産の場合、ギャンブルは理由になりません。
(色々と理由をつけて弁護士さんがうまくやってくれるケースが多いみたいですけど)
でも個人再生の場合、ギャンブルが主な原因であっても、「ギャンブルに至ってしまった理由」が説明できれば問題ありません。(私がそうでした)
返済金の工面に困り始めたころ、給料だけではどうにもならない自転車操業に嫌気がさし、「競馬でデカイの当てるしかない!」という思考になりました。
それまでギャンブルに深くのめり込んだことはありません。
でも追い込まれた人間って思考能力が格段に落ちて、盲目状態になるんですね。
哀れな人間の末路な思考に陥り、どんどん競馬に注ぎ込んでいくことに…。
いま振り返ると、競馬なんぞに手を出さず、しのげばなんとかしのぎきれたかもしれません。
本来なら返済に回すべきお金を競馬に注ぎ込み、もう本当にどうにもならなくなりました。
そこ点も、裁判所への書類には「多額の借金を解消するために競馬に手を出した」と記載してくれていました。
経緯を正直に話しつつ、勘弁してほしいことをちゃんと伝える
経緯をしっかりと話したら、勘弁してほしいこともちゃんと伝えましょう。
もう完全にどこからも借りられない状態になると、「金貸してくれ」と頼む相手は家族や友人になりますよね。
完済していない限り、この家族や友人も債権者になります。
つまりこのままだと家族や友人もカード会社や銀行、消費者金融と同じ債権者側に立つことになります。
これってちょっとキツイですよね。
実際は債権者に入れるべき相手なんだけど、それをすることで完全に関係がおかしくなる場合がほとんどだと思います。
相手にきちんと事情を説明して理解をもらい、弁護士さんにも「○○さんからの借金は債権者に加えたくない」ということを説明してみてください。
(意外と分かってもらえるケースが多いと思います)
不安なんてどっかに飛んでいくくらい準備するものがある
弁護士さんにお願いして、まず最初にホッとするのは債権者からの取り立てがピタッと止まることです。
これは精神的にとてもデカい。
債権者への支払いも不要になり、おそらく弁護士さんへの分割費用だけの支払いになります。
でもそんなホッとしているのも束の間で、いろんな書類を用意しなければなりません。
「個人再生は手続きが複雑」と言われるのは、たぶんココでしょうね。
大変なのは弁護士さんですけど、この書類の準備もなかなかヘヴィです。
まとめ
もはや委任した以上やるしかないわけです。
従うしかないとも言えます。助けてもらえるんだから仕方ない。
当事者としては、ここを乗り越えてしまえばあとはそんなに大変なことはないです。
少しでも早く自分を立て直すためには立ち止まっていてはダメ。
「なんで自分がこんなことに…」なんて落ち込んでいるヒマはありません。
ドンドン前を向いて進んでいきましょう!
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